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右折したいときは右折しない!?~大井川橋東交差点~

小林弘樹 小林弘樹

右折専用レーンのない交差点は渋滞になりやすい場所。工事で右折専用レーンを設置することもありますが、そうではない方法で解決した交差点が静岡県内にあります。久しぶりに高速道路以外のテーマで記事を書く小林です。今回は橋の東岸にある交差点の右折方法をご紹介します。

右折レーンの設置が難しい橋の交差点

県中部を流れる大井川にかかる県道381号線の大井川橋。金谷駅から島田駅方面へのアクセスに使われる橋です。その橋の東側にある大井川橋東交差点が今回のターゲット。蓬莱橋(ほうらいばし。世界一長い木造橋として有名です)や藤枝、旧大井川町方面へ抜ける県道342号線と交差します。この交差点には県道381号線から県道342号線へ向かう右折専用レーンはありません。この場合、車がなかなか右折ができないと直進や左折したい車が後ろに詰まってしまい、橋の上で渋滞が起きてしまいます。

この渋滞を解決する対策として、橋を改修して右折レーンを作る右折レーンを持った橋に架け直すそもそも右折を禁止することが考えられます。一方で、橋を改修したり、架け直したりする方法は多額の費用がかかること、工事期間中の規制が必要となる可能性がありハードルが高い方法です。単純に右折を禁止する場合、橋の混雑は軽減されるかもしれませんが、右折ができない不便さが出たり、混雑が周辺の交差点に移動したりするかもしれません。

解決のポイントは発想の転換だった

問題解決にあたって出た発想は、「右折したい車が右折しなくてもいいようにしよう!」というものでした。具体的には、橋を渡った東側を左折した場所へUターン用道路を設置することで解決しました。右折したい車は、交差点を左折してUターン道路に入り、Uターンをして直進する方法となりました。

Uターン道路は堤防のスペースを活用して作りました。この方法であれば、橋を改修、架け直すよりハードルが低く、右折車も大きなデメリットを受けることなく、橋の混雑を軽減させることができます。

まとめ

今回は右折レーンの設置が難しい橋の東岸にある交差点の右折方法をご紹介しました。交差点周辺の堤防にUターン道路を設置する工事は、橋の一部を架け直して右折レーンを設置する場合に比べ、30分の1の費用で実現できたとのことです。金谷から蓬莱橋、藤枝、大井川方面へ向かう際は、是非1度通ってみてはいかがでしょうか?

参考:静岡県 編集『県庁を変えた「新公共経営」 -行政の生産性の向上を目指して』

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小林弘樹

小林弘樹

経営企画部 企画G CS静岡トヨペット株式会社
経営企画部では、静岡トヨペットが静岡県のみなさまのお役に立てるように、会社全体がどのような取組みに力を入れていけば良いかを計画しています。車という視点に限らず、静岡県のみなさまが車を使った楽しい暮らしを送ることができるようなサポートをさせていただきたいと考えています。
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